ABC175を振り返る(A,C問題)
ちょっと調子が良かったと言える回。Bash相性は良かったり良くなかったりした。
茶色復帰も少しずつ見えてきている。
A - Rainy Season
せいぜい入力が3であることを考慮すると、RRRがあるか→RRがあるか→Rがあるかを順番にif文で見ていってもよい。
これがコンテスト当時のAC解。
read s if echo $s | grep -q RRR then echo 3 elif echo $s | grep -q RR then echo 2 elif echo $s | grep -q R then echo 1 else echo 0 fi
grep -q
は見つかったか見つかってないかだけを判定し、出力はさせたくないときに使える。
また、こう長ったらしく書かなくても、
grep -Eo "R+" | head -1 | tr -cd R | wc -c
でもいける。これは"R+"(Rの1回以上の繰り返し)が入力にあればそれを出力し、その1行目のRの文字数を出力している。これが4文字以上であればsort
などが必要になってくるが、3文字までなのでこれで良い。
多分文字数カウントなどに関してはもっと効率よい手段がある。
B - Making Triangle
公式の解説では「Nは200までなのですべての組を確認できる」とあるが、Bashでは確認できない。
read n n=$((n-1)) a=(`tr ' ' '\n' | sort -n`) c=0 for i in `seq 0 $n` do for j in `seq $((i+1)) $n` do for k in `seq $((j+1)) $n` do if((a[i]+a[j]>a[k])) then if((a[i]!=a[j]&&a[j]!=a[k])) then c=$((c+1)) fi else break fi done done done echo $c
この3重ループはTLEする。他の方法が無いか考えておく。
C - Walking Takahashi
まず求める値が絶対値であることを踏まえ、xは絶対値を取って正の値になるようにする。
次に、kステップあれば原点を越える一歩手前まで到達できるかを計算し、到達できないのであればひたすら原点に向かい続けた際の距離が解となる。ここで、この条件分岐は移動回数による不等式で求める。距離による不等式if((k*d<x))
ではオーバーフローしてしまうので気を付ける(1敗)。
到達できる場合、残りの移動回数を計算する。この回数が偶数なら一歩手前が解、奇数なら原点を1回だけ超えた場所が解となる。原点近くを行って帰って…と繰り返し移動することを考えると導出できる。
こう考えるとループが一切必要ないため、Bashにとってはかなりありがたい問題であった。
read x k d x=$((x>0?x:-x)) c=$((x/d)) if((k<c)) then echo $((x-d*k)) else echo $(((k-c)%2?d-(x-d*c):x-d*c)) fi
これでAC。変数cには原点を越える手前までの移動数が入る。